【How to Estate】今日からはじめる不動産営業

30歳を過ぎてから不動産業界に飛び込んだ自身の経験をもとに、体験談や日記、必要な情報を中心に執筆しています。不動産営業初心者、一般の方向けの内容になります。

85歳、おばあちゃんでも年商5億円 著者:和田京子 書評

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和田京子ってどんな人?

和田京子不動産株式会社代表取締役社長

1930年愛知県岡崎市生まれ

77歳で夫と死別するまで専業主婦

79歳で宅地建物取引士取得

80歳で和田京子不動産株式会社を設立

皆さんもテレビなどで一度は見たことがあると思います。 最近はあまり話題になることはないですが、 当時はお風呂に受話器を持って入ってた姿が印象的でした。

不動産購入者から仲介手数料をもらわないという不動産業界の新サービスに挑戦。

業界のタブーに対して他社から嫌がらせを受けたことは容易に想像できます。

和田京子不動産の特徴

www.wadakyoko.co.jp

●すべての物件が(他社物件も)仲介手数料無料

●または仲介手数料が定額60万円(税込)

●手続き代行・無料おまかせサービス

●ご契約時に当社顧問弁護士が無料で立ち会い

●無料お見積書診断サービス

●無料おむかえサービス

無料という文字が飛び交ってます。 ただ安ければ良いというわけでもありません。

和田京子不動産の見積もりを見ると、 火災保険も一番安いものに設定されてますが、 最近は台風などの被害も多く加入している保険が適用範囲外なんてのも散見されるので、風災、水害なども考慮してプランを選ぶ必要があります。

一番の違いは仲介手数料ですが、 私は普段手数料を頂く際、責任を背負い 良いサービスを提供することを心掛けています。

最近は真似事をする会社も多いですが、 サービスに自信があれば無料なんて発想は出てきません。

それなりの仕事をされる方が高くつくと個人的には思ってます。

ただ和田さんの場合はおそらく、 人柄から無料にしたんだと思います。

□本の構成

第一章 79歳主婦、宅建の受験生に

第二章 80歳おばあちゃんは、社会人1年生

第三章 80歳、和田京子不動産誕生

第四章 82歳、本当のはじまり

第五章 85歳、今ひとたびの青春

若さはブランドと以前書きましたが、 逆も相当なブランドですね。

宅建は当時の最高齢合格者だそうです。

■書評

タイトルだけ見るとビジネス本の類かと思いますが、 中身はまるで違います。

細かい内容には触れませんが、 不動産のことはあまり書いてありません。

おばあちゃんの日記をのぞき見してる気分です。

文面から優しい人柄を感じ取ることができ、 文字も大きく読みやすいです。

何かを学ぶというよりこの本は、 自己啓発本だと思っています。

仕事に対する姿勢や物事に向き合う準備。

自分の仕事観を考えさせられました。

読み終わると自分も頑張ろうと自然に思えたこの一冊。

ただただ同じような毎日を繰り返してる私のような方に是非とも読んで頂きたいです。