【How to Estate】今日からはじめる不動産営業

30歳を過ぎてから不動産業界に飛び込んだ自身の経験をもとに、体験談や日記、必要な情報を中心に執筆しています。不動産営業初心者、一般の方向けの内容になります。

不動産未経験の私がハウスメーカーに入社した時の話 ~体験談~

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今回のテーマは私がハウスメーカーに入社した時の話。

 

不動産キャリアはここからスタートしました。

これから不動産に挑戦しようという方の参考になれば嬉しいです。

もちろんほんの一例ですが、けっこう他の会社も似てる部分が多いと聞きます。

せっかく転職するなら後悔したくないですよね!!

 

■転職の際に重視したポイント

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①未経験の自分でもやっていけるのか…

営業は経験していましたが不動産は未経験。

多少の不安はありました。

 

求人は『未経験歓迎』で絞ってました。

 

不動産はどこも人材不足なので結構出てくるんですよね。

②給料はいくらもらえるのか…

大体基本給+歩合のところが多いです。

ただどのくらい売れるのか見当もつかないですよね。

 

基本給の相場は、残業代込みで20万円台後半

 

福利厚生や手当が会社によってかなり違います。

 

新しい会社ほど充実していません。

 

当時は車を持ち込みたくなかったので、

社用車がある会社を中心に選んでいました。

 

休みは水曜休みが一番多いです。

 

ハウスメーカーなら土日はまず休めません。

③周りの年齢は…

環境も重要ですよね。

 

当時私は30代。

 

20代に囲まれてやっていく自信はありませんでした。

職場写真やHPで社員をけっこう確認しました。

 

なるべく近い年代の方がいる会社の方が、

お互いにやりやすいと思います。

 

未経験の場合は特に。

◇実際に入社した会社

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会社の概要

・地元のハウスメーカー

県内のみで展開。設計・施工部門も有。

営業は少数。

 

・社員数は20名程。

分譲住宅、注文住宅を手掛ける。

 

・給料は28万+歩合

家族手当はなし、資格手当は有。

 

・休みは年間105

 

・携帯、pc、社用車貸与

 

不動産で働くと本当にたくさんのメーカーがあって驚きます。

大手以外ほとんど聞いたことありませんよね。

 

この会社もまったく聞いたことありませんでした。

 

こことここがグループだったり…

社長や社員が繋がってたり…

 

不動産は横の繋がりがかなりありますので、

変な辞め方はしないほうが身のためです。

求人内容

・年齢、経験不問

・未経験大歓迎

・先輩たちがしっかりサポート

 

こんなことが書かれてました。

大手は将来のキャリア形成の為と年齢制限がありましたね。

 

職場の雰囲気と面接の感触で決めました。

 

気になる会社はとりあえず面接に行きましょう!!

 

書類選考はあってないようなモノです。

 

◆新人の業務の流れ

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自社物件を巡回して場所を覚える

まずはここからスタートします。

仲介とは違い自社の物件を売るのが仕事です。

 

つまりは『商品』を知ることです。

 

自分が説明できない商品が売れるはずありません。

 

私の場合なんの所縁もない場所だったので、

道を覚えるのに苦労しました。

 

カーナビを使わずスイスイ案内できたら、

不動産屋っぽく見えますよ。

 

ついでに近隣の他社の情報もチェックできると良いですね。

 

・新しい物件の資料を作成する

お客さんに渡す資料を作成します。

 

ハウスメーカーの場合は、デザインを担当している人がいる場合が多いので、

情報を打ち換えるくらいで済みます。

 

もしくは発注するだけの場合も多いです。

 

慣れてくると折込チラシの枚数いつ入れるかを決める仕事も担当します。

 

どのくらい予算があっていつまでに売るのかを計画するのが、

営業の仕事になります。

 

ワードやエクセル使えますか?」と

結構面接できかれますが、

 

正直文字さえ打てればやっていけます。

 

・過去客に電話やメールで追客

いわゆる掘り起こしです。

 

最初はお客さんをもらえないので自分で開拓します。

 

過去客というのは以前問い合わせがあり対応したが、

今現在放置されているお客さんの事です。

 

良いお客さんは手放すはずがないので、

基本的に購入済みなどが多いです。

 

ひたすら電話をかける会社もあるので、

苦痛に思うかもしれないですね。

 

・ポスティング

ほとんど最初はこれです。

 

ひたすらポストに投函します。

 

会社によって違うのが反響の振り分けです。

 

パターン1

その物件の担当者のお客さんになる

パターン2

チラシに名前が書いてあり入れた人のお客さんになる

 

大きく分けて二つです。

私が働いてたのはパターン2の方です。

 

頑張って配っても自分のお客さんにはならない。

会社として売りたい物件のポスティングをします。

 

当然最初は担当物件などありません。

 

アホらしいとポスティングをせずに、

捨てるもしくは持って帰る人がいるというのは、

よく聞く話です。

 

・オープンハウスの準備

週末にはオープンハウスをすることが多いです。

 

売りたい物件に呼び込んだり、

注文住宅思考の方のモデルとして利用します。

 

掃除やチラシの補充を行います。

 

新しい物件は図面仕様書も用意します。

 

登記費用の見積もりなども事前に済ませておきます。

 

一番重要なのは資金計画です。

 

いったい月々いくらでかえるのか?

こちらも事前に作成しておきます。

 

つまり家の購入にかかる費用や、

家の構造・家の設備・近隣施設などが分かるものを

すべて用意する必要があります。

 

太陽光付帯設備の見積もりも取りましょう!!

 

・業者訪問、スーモカウンターに挨拶

 

注文住宅の場合土地がない方がほとんどです。

 

その為土地探しから始まることもあります。

 

自分で検索したりもしますが、

特定の業者と繋がりができれば、

円滑に進むこともあります。

 

やりやすい業者を見つけるのが良いですね。

 

スーモカウンターについてはまた記事を書く予定ですが、

注文住宅志向のお客さんを紹介してくれます。

 

担当者の裁量で反響数も変わるので、

仲良くなって損はないですね。

 

◆実際に働いてみて感じたこと

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①わからないことは教えてもらえるが、研修などは充実していない

他の会社の方にも聞きましたが、見て覚えろが当たり前です。

商品についての簡単な研修はあっても、

ガッツリやる会社は少ないようです。

 

当然きいたら教えてもらえますが、

基本的に営業は会社にいません。

 

聞く人がいないんですね。

 

実際入ったばかりで自分ひとり出勤の日は困ったものです。

 

情報を共有したがらない人もいるので、

自分で調べる習慣をつけましょう。

 

②建築についてに知識も必要

構造についてはほぼ聞かれます。

外壁や基礎、断熱材に屋根など

様々な質問をされます。

 

私も咄嗟に答えられずに最初は焦りました。

 

家を売るわけなので家の事を知らないと仕事ができません。

 

最初のうちは分からない単語だらけなので、

調べまくった記憶があります。

 

仲介会社に入って思ったのは、

建築について知らない方が多いことです。

 

ハウスメーカーでの建築の知識は、

たとえ仲介にいっても役に立ちますよ。

 

③ライバル会社の強みや弱みを理解する

かならず競合は存在します。

大体3~4社ぐらい行って比較することが多いです。

 

似た坪単価のメーカーは自ずと決まってきます。

 

お客さんに自分たちを選んでもらわないといけないので、

他社のリサーチは必須です。

 

どの家にもいい部分や悪い部分があるので、

そこを上手に伝えます。

 

注文住宅も規格商品が多いので、

仕様構造をまずは調べましょう!!

 

価格勝負で決まることもありますが、

担当者で決まることがほとんど。

 

詳しくない人に一生の買い物は託せません。

 

④難易度は低め

家のデザインが好き

あそこの家を見たい

知り合いがこのメーカーで家を買った

 

など興味がある方からの反響が多いです。

 

興味がある方に提案するので決まりやすいです。

 

仲介と比べると難易度は低いと感じました。

 

法律の知識もそれほどいりませんし、

コミュニケーション能力があればやっていけます。

 

接客業出身の方もたくさん活躍していますね。

 

ハウスメーカーに向いてる方

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・知識

自分で積極的に調べたり行動できる

わからないことをそのままにしない

どうすればお客さんが来るか考えることができる

 

・環境

比較的年齢層が若い会社で働きたい

 

・能力

複数の案件をスケジューリングできる

※一番重要

 

・休み

土日は仕事でも良い

 

ハウスメーカーに向いていない方

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・知識

指示待ち人間

不動産としてたくさんの経験値を積みたい方

※特殊なケースは少ない

 

・環境

地味な現場仕事はしたくない

決められた枠の中で働きたい

※裁量が大きい、数字があればある程度自由

 

・能力

人と話すのが苦手

面倒くさがり

※気遣いが重要

 

・休み

土日は休みたい

 

最後に…

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 まずはその家を好きになること。

 

慣れれば何でも売れますが、

入り口としてはオススメです。

 

家をよく知れば他社との違いもよく分かってきます。

 

家選びは結婚と似ているとよくいいますが、

営業は仲人だと思っています。

 

一生のパートナーとなる家を見つけて

お客さんが喜んでいる姿を見ると、

 

良い仕事だなと疲れも吹き飛びます。

 

優柔不断な私のような男性の背中を押すことも、

時には必要です。

↓↓動画はこちら↓↓


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