感動のある会社とは…先輩が転職を決意した一言
私の大先輩が今働いている会社では、
『感動のある会社』という社是を
掲げているそうです。
秀吉が懐で草履を温めていた様に、お客様に感動を届けようということらしいです。
響きは素晴らしいですね。
この会社は、
- 親から引き継いだ会社
- 仕事の進め方は自己流
- 失敗は部下のせい
- 手柄は自分のもの
- the三ちゃん経営
だそうです。
小さな不動産会社は良くも悪くも経営者次第。
経営方針ブレブレはよくあることで、思いつきで進んでいくこともあります。
これからノウハウを学ぼうという方には不向きな職場かもしれません。
正直私の先輩よりも不動産の知識はないらしく、経営面でも
いつ花が開くか分からない地域行事にだけ熱心なようです。
なんでつぶれないか不思議だったんですが、
先代の残した物件の賃料収入があるみたいですね。
先輩を含む他の従業員も半ば呆れた感じで業務をただこなしてる毎日。
社長の機嫌が悪いと、理不尽に怒られたりもするみたいです。
先輩も大人なので、割り切って働いていましたが
社長のある一言で転職を決意したそうです。
その会社は反響もなく仕事も年に数本しかないのですが、
『うちは仕事がないんじゃなくて客を選んでるから』
社長はこう言い、先輩は悟りました。
『この会社に未来はない』
『自分たちの苦労も知らないで』
『感動のある会社』の従業員が一切感動していないなんて滑稽ですよね。